黒にんにくの薬効について、以前にも記事を書いていきましたが、最近買った本に、認知症の本にもその効能が書かれていました。
にんにくを熟成させると黒にんにくになるのですが、その黒にんにく化で生のにんにくより大幅に増える薬効成分にSアリルシステインという硫黄含有成分があります。
硫黄含有なので、肥料に硫黄を含むもの入れて増やすことを狙っているのが、私の菜園での試みなのですが、このSアリルシステインにアルツハイマーハイマー病の真犯人といわれるタウたんぱく質の蓄積を防いで除去する効果があるそうなのです。
「認知症はこうしたら治せる」斎藤洋東京大学名誉教授監修、ナショナル出版より引用
長年、にんにくを研究してきた私にとって、その成分であるSアリルシステインはとりわけ興味をひかれる物質です。この物質はあらゆる食品のなかでもにんにくんしか含まれておらず、しかも生の状態では限りなく少なく、低温で長時間熟成した時のみ大量に蓄積されるという希少なものです。
高齢化社会において大きな問題になっているアルツハイマー病等の認知症は、脳の神経細胞に異常なたんぱく質がたまって死滅していく病気です。未だに確かな治療法はなく、世界中の研究者が可能性のある物質を探しています。
そうした中でSアリルシステインは、大いに注目されています。というのもこの物質には、脳の中枢神経に対する特別な薬理作用が期待されているからです。脳の神経細胞の死滅を防ぐ、延命効果があるという研究報告があるのです。
この本を読んで、以前から、自分で作ったにんにくから電気炊飯器で黒にんにくを作ってきた私は、とても嬉しくなったので、紹介しました。
黒にんにくの薬効に関する記事
にんにくも、自分で作っています。