梅酒は毎年ではなく、時々作っています。今年は梅干を漬けるために、両親がかなり採ってきていて、どうも余るようなので、それを貰って、梅酒を作ることにしました。作るためにインターネットでレシピを調べていると、日本酒ベースの梅酒が流行っている様子。また、昨年はブランデーで作ったので、今年は日本酒で作ることにしました。梅は昨年と同じく、ほったらかしの梅の木になったものです。
日本酒で作る際、注意すること
法律に関する注意点
日本酒で作る際、注意することは、アルコール度数20度以上のもので作ること。これは、技術的な制約ではなくて、法律的な面からのようです。国税庁HPに、「アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。」と書かれています。
以下、国税庁ホームページより引用します。
Q1 消費者が自宅で梅酒を作ることに問題はありますか。
A 焼酎等に梅等を漬けて梅酒等を作る行為は、酒類と他の物品を混和し、その混和後のものが酒類であるため、新たに酒類を製造したものとみなされますが、消費者が自分で飲むために酒類(アルコール分20度以上のもので、かつ、酒税が課税済みのものに限ります。)に次の物品以外のものを混和する場合には、例外的に製造行為としないこととしています。
また、この規定は、消費者が自ら飲むための酒類についての規定であることから、この酒類を販売してはならないこととされています。1 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでん粉又はこれらのこうじ
2 ぶどう(やまぶどうを含みます。)
3 アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
根拠法令等:
酒税法第7条、第43条第11項、同法施行令第50条、同法施行規則第13条第3項
技術的な注意点
また、日本酒で作る場合は、技術的な問題として、アルコール度数が低いので、カビ易いという問題があるようです。その点は注意が必要です。また、梅の穴あけですが、これは、どうも必須ではなく、お好みのようです。ですが、日本酒の場合は穴あけする必要はないとレシピを提供するサイトに書いてありました。ここは興味がある点なので、穴あけありと穴あけなしの両方を作って比べてみるとこにしました。
実際の日本酒による梅酒作り
レシピ
4リットルの入れ物を使う場合(2リットルの場合は、この半分。3リットルの場合は0.75をかけてください。)
日本酒(20度以上のもの)
梅1㎏
氷砂糖500グラム
以上が基本で、これは、ホワイトリカーの場合でも、ブランデーの場合でも同じです。砂糖は好みで増減して良いようです。あまり少なくすると、浸透圧の面から、梅のエキスがアルコール側に出てこない問題が発生します。氷砂糖は好みではちみつや黒糖にしても良いです。
実際のトライ
梅を水で洗ってから、水分を拭き取ります。
▼そばかすが多いですが、ご愛嬌
▼ホワイトリカー(アルコール度35度)に一度漬けてから、瓶に入れます。
その後、氷砂糖、日本酒を入れて完了。
▼殺菌に使った、ホワイトリカーによる基本スタイルの梅酒も作りました。
黄色いキャップは穴あけ実施。茶色いキャップは穴あけなしです。
今後
日本酒ベースは初めてなので、上手くいくか?ドキドキです。また、穴あけ有り無しで何か変わるか?こちらもドキドキです。
参考にさせていただいたサイト
飲んだ感想
できた梅酒を飲んでみたときの記事はこちら☟