最近、ヒーリングについて、基本的なことを書いてきました。今日は、占いについて、基本的なことを書いてみます。
私が得意とするのは断易ですが、五行易とも言います。五行易というだけあって、その理論的基盤は中国の五行論にあります。陰陽論も併せて、陰陽五行論と言われることが多いです。その陰陽五行論は道教に深く関係しているようです。
以前にもその歴史について書きましたが、鬼谷士という道士が始めたと菅原先生の断易入門にも書かれています。
この世は木火土金水の五つの要素、陰と陽から出来ているという基本です。
そして木火土金水には相生関係、相剋関係があります。
木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じます。
また、木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し、火は金を剋し、金は木を剋します。
▼木
▼火
▼土
▼金
▼水
生じるというには、生かすということ、産むということで、剋すというのは、その逆、殺すということです。五行の一つの要素が飛びぬけて強いというわけではなく、五つの要素がそれぞれ得意不得意があるということです。
また、陰陽論とは、世の中は陰と陽の二つからなり、陽が極まれば、陰に転じ、陰が極まれば、また陽に転じという、これも循環した世界観を表していると言えます。
断易五行易にとどまらず、東洋の占いは、この陰陽五行論の世界観を基礎にして成立しているようです。