これは道の駅?文化観光のハブ『なら歴史芸術文化村』
奈良県天理市にある「なら歴史芸術文化村」は、2022年3月にオープンした奈良県で16番目の道の駅。けれどその規模と内容は、もはや「道の駅」の枠を超えた文化観光のハブといえる存在です。
■ 施設の概要(公式サイトより引用)
公式サイトより引用:
道の駅「なら歴史芸術文化村」は、2022年3月、奈良県で16番目の道の駅として奈良県天理市にオープンしました。全国初の本格的な文化財修復と展示を見学できる施設を中心に、産直野菜売り場や伝統工芸品の展示販売、デジタルサイネージを駆使した観光案内所など、多様な施設が集まっています。世界に誇る文化遺産だけでなく、奈良の食材や農産物、良質な工芸品など、奈良の良いところをぎゅっと集めた道の駅です。
■ 実際に訪れてみて感じたこと
スケール感が桁違いでした。施設内には展示スペース、土産物コーナー、多目的室、観光案内所などが広々と展開され、隣接してホテルもあります。文化財修復体験施設は休館日で入れませんでしたが、次回はぜひ中も見学したいところ。
■ 土産物・展示スペースも充実
地元産の農産物や加工品だけでなく、奈良らしい伝統を感じさせる品々が多数。全体的に価格帯はやや高めながら、クオリティに納得できる内容です。
■ 多目的スペースと展示
Wi-Fi完備の多目的室もあり、軽作業や打ち合わせにも最適。パネル展示も充実していて、観光客向けの情報提供に力が入っていることが感じられます。
■ 月曜休館に注意
訪問日はあいにくの月曜日で、文化財修復施設や情報発信棟、レンタサイクルなどはお休み。訪れるなら火曜以降がおすすめです。
■ 総評
なら歴史芸術文化村は、奈良県が主導し、文化・観光・地域経済を連携させて完成した複合施設。道の駅としてはもちろんのこと、学び・体験・滞在を通じて「奈良を深く味わえる」場所でした。観光客はもちろん、地域住民にとっても大きな誇りとなる存在です。