呼吸と腸
瞑想で呼吸を意識し、調える時、丹田を意識します。腹式呼吸でも、逆腹式呼吸でも同じです。お腹を膨らめたり凹ませたりすると、腸が刺激を受け、
(マッサージをされるような効果があるのでしょうか)、便意をもよおすことが時々あります。
瞑想を30分、40分と続けると、脳内物質が分泌されるようだと書いたことがありますが、この脳内物質、実は腸で作られているのでは!ということを聞いたことがありますが、多分その通りではないかと体験的にも思っています。腸が刺激を受けて、活動(排泄活動や、内分泌活動)を活発化するような気がしています。
糖尿病治療薬DPP阻害薬と腸
そういえば、糖尿病の薬であるDPP阻害薬という、インシュリンを分解する酵素の分泌を遅らせる薬は、腸の動きを鈍らせ、インシュリン分解酵素の分泌を遅らせるか減らし、結果としてインシュリンの働きを大きくするということです。ですので、多くのホルモンは腸で作られるのは事実だろうと思います。そうすると、腸内環境を整えるということは、脳の活動を調えるということになります。
キク芋の成分と腸
キク芋は糖尿病に効果があると言われますが、キク芋にはイヌリンという成分が多く含まれます。このイヌリンは、胃では分解されずに腸に達し、腸内最近の活動に影響するというのが、キク芋の糖尿病への作用機序だと考えているのですが、だとするとインシュリンも腸で作られるということになります。
氣と腸
そういえば、先日推拿整体を受けたのですが、最初にお腹のマッサージがあり、その目的は、氣はお腹で作られるので、まずは、そのお腹を!という説明を受けたのを思い出しました。
書きながらの気づき
DPP阻害薬は腸の活動に影響し、インシュリン分解酵素の分泌を抑えるということです。一方、キク芋は腸の活動を活発にします。食べるとおならが多く出るようになりますから、それは正しいのではないか?と体験的に思っています。DPP阻害薬、飲み始めた当初は血糖値(ヘモグロビンA1C)を下げる効果があったように検査の値から感じます。しかし、長く飲んでいると、血糖値の下がりが悪くなるような気がしています。それは、腸の活動を抑えてしまうと、他のホルモンの活動も抑えてしまって、別な影響が出てきているからではないか?と思いはじめました。
人間の身体は、絶妙なバランスを取りながら生きているようです。そして、腸はとても重要な臓器のようです。
(あたりまえのことですが、再確認ということで)