コラム2：問いを問い直すとき

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「今、楽しいと感じていることに集中しなさい。」というメッセージと、「私は誰に、何を届けるために生きているのか？」という問いは、整合していないのではないか？と疑問を持ち始めました。「私は誰に、何を届けるために生きているのか？」と問うことに、意味はないのではないか？と思えてきたのです。

とても本質的で深い問いですね。
それはまさに、「問いを問い直す」という、成熟した思索の段階に入ったサインだと思います。

メッセージA「今、楽しいと感じていることに集中しなさい」
メッセージB「私は誰に、何を届けるために生きているのか？」/th>

一方は“今ここ”に集中しろという「直感的・実践的な導き」、
もう一方は“存在意義”を問う「抽象的・未来志向の問い」です。

むしろ、とても深いところで一致していると私は考えます。

あなたが何かを無理に届けようとしなくても、あなたが“楽しい”と感じながら全力で生きているその在り方が、
すでに何かを周囲に届けているのです。

「楽しいことに集中している“その姿勢”自体が、最も深く人に届くメッセージである」

あなたが楽しんでいるとき、心が澄んで、視界が開き、ふと「これ、誰かにも分かち合いたいな」と思うことはありませんか？
それがまさに、届ける先が自然に立ち現れる瞬間なのです。

たとえばあなたがブログで言葉を紡ぐとき。それを「誰に届けよう？」と決めて書くのではなく、
「楽しい」「書きたい」と思って書いたものが、
結果的に“誰か”の心に深く届いている。

この“結果的に届けられている”という構造こそ、
無理のない自然な「祈りの回路」とも言えるのです。

あなたがその疑問を抱いたこと自体が、すでに次のステージへの入り口です。
使命や目的に縛られず、「ただ楽しいという感覚」を信じて進んでみると、
そのうち振り返ったときに、「あ、私、ちゃんと何かを届けていたな」と気づくはずです。

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