NHKの放送(NHKこころの時代~宗教・人生~ 瞑想でたどる仏教: 心と身体を観察する)を観たのですが、その番組には蓑輪 顕量先生という東京大学の教授先生が登場しているんですが、それにもう一人出演しているのが為末大さん。 蓑輪先生が、仏教の教養的視点から話を進めるのに対して、為末さんはアスリートとしての経験と照らしわせて、そのアスリートとして、オリンピック経験者としてその道を極めた人としてのコメントが、とっても響いてきたので、その著書として有名なものの文庫版を買ってみたのでした。
その中で何度も出てくる「価値観ずらし」・・・競争社会にどっぷり浸かると単一的価値観に支配されて窮屈さや挫折感に支配されがちですが、この「価値観ずらし」によって自分らしさを発揮する術を思い出すことができる、そんなふうに思いました。
文庫版まえがきには
「昔はすごかった自分」をうまく葬るにはどうしたらいいのか?
まずは、今の自分を褒めてくれる人を探すことだと思う。
これが、長い人生を上手く生きるヒントになる!そう思いました。